ダイエット失敗の思わぬ原因

2年ぶりに会う友達と久しぶりに出かけることになった。
なかなか育児が忙しいようで会えなかったのだが、珍しくその友達から連絡がありこれから小学生になる子供の準備品を揃えるのに買い物があるから一緒に付き合ってもらえないかという話だった。

私はもう子供たちもそれなりに大きいが遅めに結婚した友達にはまだ小さい子供がいて、その日も幼稚園に預けている間に済ませたいということだったのであまり時間もなかった。

ちょうど私も探しているものがあったので、大型ショッピングモールで待ち合わせて買い物をすることにした。すると、前回産後太りで悩んでいた友達はさらに大きくなっていて私に会うなり「産後太りが戻らないの」と話していた。

確かに高齢出産ということで、大変な思いをしていたのは知っていた。子供も未熟児で産まれてしまい、その苦労は周りで見ている私でも辛そうに思えた。

ようやく幼稚園にあがり、元気に幼稚園へ行かれるようになってもうすぐ卒園を迎える。喜びもひとしおだろう。しかし今まで子供にばかり気を取られていたせいか、自分の健康については全く気遣いができなかったようだ。

買い物は順調に進み、私も探していたものが手に入った。2人とも早めに買い物が済んだため、ランチをしながらゆっくりしようということになった。

大型ショッピングモールは歩く距離が長いから疲れたよね。なんて話しながら、お店選びをして結局長居できそうなドリンクバー付のイタリアンのお店に入ることにした。

それぞれ料理を注文して、料理がくるまでいろいろな話をしたが、やはり一番はダイエットの話になった。産後太りからなかなか元の体型に戻らないのが悩みらしかった。

生活を聞いていても暴飲暴食をしているようには見えない。「年じゃない?」なんて、年齢のせいにもしたくなかった。そうこうしているうちに料理が運ばれてきた。
友達も私も本日のランチを注文したのだが、内容はサラダもデザートもつくお得なセットだった。

友達はお腹が空いていたのか、私がサラダを食べ終わる頃に一気にパスタを平らげてしまった。早い!そう思ったのだが、もうすべて食べ終えてしまい後は食後のデザートを待っているという感じだった。

私はわりと食べるペースが遅いため、彼女の食事のスピードに驚いた。
そんなにお腹が空いていたの?と聞くと、出産をしてから食事をするスピードが速くなってしまったと話していた。

育児をしていると、育児の合間に自分のご飯を食べてしまわないと、という気分になり自然に早食いになってしまうようだ。

確かに私も子供がまだ小さい時はそのような感じだった。
昼寝をしている間に食事をしなければ、その後なかなか食事にありつけない時もあった。

子供が昼寝から起きれば、その後にまだ寝足りないのかぐずったりするので、ゆっくり時間はとれなかった。でも、それも幼稚園に行き出してしまえば、自分の食事のペースを戻すことができた。

特に一人っ子であれば、なおさら食事のペースは戻しやすいものだと思うのだが、友達は幼稚園の預かってもらえる時間が短いことにも不満があるらしい。

幼稚園に行っている間も、お弁当を持って行っても14時には帰宅してしまう。その間、残っている家事をしていたらあっという間に幼稚園のお迎えの時間なのだという。

早食いはダイエットには向かないというが、そもそもどうして早食いはよくないのだろうか。よくダイエット特集の雑誌などに、おすすめのダイエット方法に加えて、基本的なダイエット知識として早食いは禁止的なことが書いてある。

早食いをした場合、まずあまり噛まずに胃の中に入っていくので胃腸に負担がかかる。確かに、噛み砕かれたものが胃の中に入っていけば消化はしやすい。

そして早食いは脳が満腹をわかるまでに食べてしまうので、どんどんと過食気味になるようだ。実際、雑誌にはグラフが記載されていたが、食事で噛む回数の少ない人ほど体脂肪や体重が高くなっていた。

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驚いたのが、ダイエットには大敵である油っぽい食事や食事をする時腹八分目以上の満腹になるまで食べてしまう人よりも、早食いをする人のほうが太りやすいようだ。

今まで、カロリーばかりを気にして食事をしていたのにまさか食事のペースが原因で肥満になりやすいと考えたこともなかった。

なぜ、食事のペースが早いというだけで太りやすくなるのだろうか。まず、食事をすることによって体の中では消化や吸収という作業が行われる。その時に使うエネルギーが早食いによって低くなってしまうということだった。

そういえば昔、食事をすることはエネルギー供給にもなるのだが、それと同時に食べることでエネルギーも使われると聞いたことがあった。

食べ物をゆっくり噛んで食べることにより、胃や腸に運ばれる血流がよくなるそうだ。しかし、食事のペースが早い場合その血流量が減ってしまう。

それが食事をした時に使うエネルギーに少なからず関係があるらしい。

だとしたら、食事をした時に使うエネルギーを最大にするなら、やはり早食いは肥満の原因ともなるのは納得だ。

ダイエット以外にも早食いが原因で糖尿病にもなりやすいというが、それは一気に食事をするので、血糖値が一気に上昇するからだ。

それに早食いはさらに太りやすくするため、糖尿病にもなりやすい。こんなことを読んだら早食いで良いことなんて何もないのだとわかった。

ならば具体的にどうしたら、早食いを抑えられるのだろうか。考え方としては、食事に時間をかけることが最優先だろう。

まず、どこのダイエット雑誌にも書いてあるのはよく噛むことだ。一口30回というフレーズもよく書いてある。よく味わおうと思えば良いのだが、噛んでいる事が途中で飽きてきてしまう。

そうすると知らない間に飲み込んでいるということも少なくない。食事のペースを落とすということを考えると、一人での食事よりも皆で食卓を囲めば、話をしながらゆっくり食事ができる。

それから食事をよく噛んでいる最中は箸をおいた方がよいそうだ。他にも、スプーンなどで食べるよりも箸で食べることで、一回の口に運ぶ量が減るのでその分時間がかかる。最近では早食いを防止するための箸なども売られており、そういったグッズを使って必然的に食事の時間を稼ぐようなものもある。

とにかく食事に時間をかけるということが、肥満に繋がらないための食事法とも言えるし、何より体には一番良い方法なのだ。

友達はかなりの早食いだったが、この話は知っているのだろうか。このような雑誌を読んでいると友達の体が心配になってしまう。

友達は産後太りを戻したいというダイエットに関する話をしていて摂取カロリーばかりを気にしていた。しかも運動する時間などもとれないから、余計にダイエットを成功させづらいと嘆いていたのだ。

私も最初は摂取カロリーや運動のことばかりを考え、基本となる体のメカニズムなどは無視していた。
しかし、早食いが原因で肥満になりやすい事を知って、それだけではダイエットは成功できないのだと実感した。まずは意識を変えて食べ物をよく噛むことに集中し、それを習慣化することだと思う。

私は育児のバタバタ時期、かなりの早食いだったが、何故か胃腸の調子が悪くてゆっくり食事をすることを心がけたのだった。その時に実践したのが、よく咀嚼することと必ず食事中、咀嚼の時は必ず箸を置くようにした。

食べ方を変えるだけで生活習慣病の予防にもなるなら、今後も励行した方がよさそうだ。

このブログの監修者

木林 充尚

1980年静岡県生まれ。浜松医科大学卒業後、美容整形外科を中心に、様々な医療現場を渡り歩く。医師時代に培った経験を活かし、医療脱毛、育毛、ダイエット、スキンケアなどの記事監修を手掛ける。現日本医療脱毛安全医科学会理事、発毛先端医療研究会副会長、日本肥満健康医学会名誉会員など。様々な分野で日々研鑽を欠かさない姿は医師の鑑そのものである。



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