クワガタやカブトムシの幼虫は共食いするのか?

クワガタはカブトムシの幼虫は共食いする?

クワガタはカブトムシの幼虫は、共食いすると言われています。
通説によると、特にクワガタの幼虫は狂暴だから、ビンなどに入れて
一匹づつ飼育するべきとあります。

実際のところどうなのでしょうか?

結論:共食いする種類はむしろ少数派

共食いするカブトムシやクワガタの幼虫は確かにいますが、ごく少数です。
実は、ほとんどの種類において、共食いすることはほとんどありません。

よく、個人のブログなどに、卵のまま放置したら共食いして数が減った
と書かれていますが、本当に共食いしている可能性は低いです。

卵や小さい幼虫が減る最大の原因は、マットの再発酵です。
マットが発酵して熱を帯び、中の幼虫や卵が死んでしまうのですが、
それに気づかないひとが大半だからです。

ですから、共食いには過敏になる必要はありませんが、
ごく一部には本当に幼虫を食べる種類もあるため、詳しく解説していきましょう。

国産オオクワガタ・ホペイ

まず、一番飼育数が多いと思われる国産オオクワガタについて説明します。

オオクワガタの幼虫は共食いすると世間では言われていますが、全くのでたらめです。

国産オオクワガタが共食いする可能性は全くありません。
現に、プラケースで幼虫を多頭飼育している人もおり、全く問題なく
羽化させることができます。

国産オオクワが共食いするのは幼虫ではなく、成虫のメスです。
メスは弱った成虫や他の虫を食べる性質があるため、羽化不全の個体などを入れると
処理してくれます。

タイワンオオクワは共食いする

ただ、近縁種であるタイワンオオクワガタやグランディスオオクワガタに関しては
幼虫同士で共食いします。

この間、私はタイワンオオクワガタの卵を20個以上得ることに成功しましたが、
同じ容器に入れて置いたらなんと9頭しか残りませんでした。

ちなみに、3つの容器に8匹づつ管理していたのですが、
どの容器からも3頭づつしか生き残っていませんでした。
均等に生き残っていることから、おそらく共食いしたのだろうと思います。

この現象は、国産オオクワやホペイでは見られなかったことであり、
グランディス属は共食いすることが考えられます。

また、タイワンなどのグランディス属は頻繁にメスを殺すことも確認されており、
国産オオクワなどと比べるとだいぶ狂暴です。

外国産ヒラタ(パラワン・スマトラなど)

外国産ヒラタは非常に狂暴で、幼虫もかなり攻撃的です。
ですが、意外にも共食いすることは少ないようです。

私はスマトラヒラタに関しては飼育したことはありませんが、
パラワンについてはは何度か繁殖させたことがあります。
たしかに幼虫は狂暴でしたが、不思議と共食いするようなことは
ありませんでした。

ですから、ヒラタに関しても、あまり共食いに関しては心配する必要はなさそうです。
ただ、オオクワガタのように、亜種が違うだけで幼虫の性質も大きく異なることがあります。
ですから、共食いするかしないかは飼育してみるまではハッキリとしたことはわかりません。

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ノコギリクワガタ

ノコギリクワガタも、本土ノコギリなどの国産、ギラファなどの海外産を問わず、
あまり共食いはしないようです。

実際、個人のホームページで、中プラケースにノコギリの幼虫24匹を投入し、
全部無事に羽化させた人もいるぐらいです。

ノコギリは菌糸よりもマットを好みますし、カブトムシのようにまとめて飼育できるので
非常に経済的ですね。

タランドゥス・レギウス

タランドゥスなどのメソトプス属は、スマホを破壊するほどの怪力を持っていますが、
実はかなり大人しい性格をしています。

そのため、幼虫同士が共食いすることもありませんし、メスが卵を食べてしまうこともありません。
メス殺しも皆無で羽化サイクルも速い、おまけに集団飼育も可能で何より見た目がカッコいいという
夢のような虫です。

しかし、産卵にクセがあるのと、カワラ菌床しか食べないのが最大のネックです。

ニジイロ・パプキン

パプキンについては、集団で飼育しても共食いは見られなかったので、
全く問題ありません。

ただ、幼虫が卵を食べてしまうことはあるため、こまめに卵を取り出さないと
数が減ってしまいます。

ニジイロクワガタは共食いをするという情報が一部で出回っています。
ただ、現在孵化したての幼虫を5匹まとめ飼いしていますが、今のところ
共食いは起きておらず、今後の検証が必要です。

カブトムシ

カブトムシ属は基本的にほとんどの種類が共食いしません。
日本産カブトを始め、ヘラクレスやゾウカブトなどの外国産も多頭飼育が可能です。

しかし、アトラスやコーカサスなどのカルコソマ属は非常に狂暴で、
幼虫同士でも殺し合いを始めるため、集団飼育は困難です。

カナブン・ハナムグリ類

カナブン・ハナムグリ類は、共食いはおろか、幼虫同士喧嘩をすることもありません。
さらに、幼虫の生命力もかなり強く、カブトムシの幼虫が死んでしまうような、劣悪な環境でも生き残ることができます。

ですから、ダイソーで売っているタッパーに何十匹も詰め込んで放置しておいても、そのまま成虫まで持っていくことができます。

ほとんどの種類は共食いしない!

まとめてみると、ほとんどの種類が共食いしないことが分かります。
私も様々な種類のクワガタを飼育してきましたが、確実に共食いしたと
言い切れるのはタイワンオオクワガタのみです。

ですから、あまり共食いに関しては神経質になることなく、
大きなプラケースなどにまとめ飼いすることも可能という訳ですね。

ただ、基本的にカブトムシやクワガタの幼虫は単独飼育されています。
ですから、共食いに関しては、ほとんどの人は実際に経験したことがなく、
未知の領域であると考えられます。
ですから、実際に多頭飼育してみるまではなんとも言えないのが現実です。
あなたもいろいろ試行錯誤して、答えを見つけて下さいね!

作者:青梅コウ

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