「孫育て」「孫バテ」「孫ブルー」

孫の誕生はおじいちゃんおばあちゃんにとって最高に嬉しい出来事ですよね。産まれる前に赤ちゃん用品見たり、性別も判っていれば購入もできます。

里帰り出産やそのまま嫁ぎ先で出産を迎える人と様々ですが、やはりおじいちゃんおばあちゃんはいつも以上に張り切ってしまいます。これはあくまでも産まれる前の話ですが。

自分の子供と違い親としての責任感から逃れ、ただただ可愛いに尽きないですし、育てるのではなく可愛いがるという面ではきっとわくわく孫の誕生が待ち遠しいものでしょう。

しかし、昔と違い晩婚や高齢出産が増えてきているのも現状であり、それに伴いおじいちゃんおばあちゃも高齢化傾向にあります。

産まれて間もない間はまだ良いのですが、2歳くらいになった孫に体力的についていけるのでしょうか?

~育ジイ、育バア~

共働きやシングルマザーが増えている事に対し、育ジイ育バアも増加傾向にあります。子育ての担い手として期待されているのです。

そんな中、「ほほほ 哺乳瓶」という通常よりも目盛りが大きくなっていてパッケージには「孫育てに」と書かれている商品まであります。

そして抱っこに不慣れなおじいちゃんでも抱きやすいように補助してくれる「抱っこふとん」もあります。

~孫の日~

日本百貨店協会が制定した祖父母と孫のための記念日「孫の日」というものもあります。

そして企業や自治体が育児する祖父母を支える取り組みも増えてきています。

例えば育児休暇ならぬ「イクまご休暇」を取り入れる企業(東邦銀行)や母子手帳ならぬ「祖父母子手帳」を配る自治体(さいたま市)などがあります。

~世代の違い~

最近の育児情報を取り入れる機会がほとんどないため、自分達の時代の育児を良かれと思ってすると、逆にパパママに怒られてしまい自信を無くしてしまうことも多々あるようです。

NGな昔の育児方法

・抱き癖が付くから抱っこはあまりしてはいけない
・離乳食前に果汁を与える
・離乳食は大人が噛み砕いたものを与える
・赤ちゃんには服をたくさん着せる

などです。確かに今とはだいぶ違いますよね。

しかし、自分の親なら言える事でも、義父母となると言い辛いのでは?とも思ってしまいます。私も「あっ、それやめて!」って言うのはよくありました。

ただ、「預けている」「面倒見てもらっている」という立場としては文句は言えないものです。

~祖父母達の不満~

可愛い孫にかわりないのですが、やはりそれが当たり前になってしまうと不満が出てきてしまいます。

不満とは、、、
・毎日のように孫の送迎をしているのに感謝の言葉がない
・自分の用事を後回しにしていることをわかっていない
・孫をどこまで叱っていいのかわからない
・孫に会う事で発生する消費や交通費がばかにならない

などです。確かにそうですよね。預けたりしているときは、考えた事もなかったかもしれません。感謝はもちろんしているのでお礼は言いますが、用事を後まわしにしていたとか、お金がかかっているなど気にもしませんでした。

~金銭面での問題も~

大手おもちゃメーカーによると、子育て世帯に行った調査で教育関連費で祖父母による援助は年間平均約13万円で、他にも帰省中の食費、3世代旅行費用の負担など”孫バテ”の要因になっているそうです。

~孫ブルー~

おじいちゃんおばあちゃんは子育てを経験していますが、いくらベテランとはいえ育児の方針も、体力も違います。

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しかし、子育てを頑張っている娘の力になりたいとも思いますが「毎日だと負担も大きい」「今更断るわけにもいかない」など考えるようになり、マタニティブルーならぬ「孫ブルー」になってしまいます。

出産が近づくにつれ「不安」と「憂鬱」になる人や「おばあちゃん」と呼ばれるの?孫に人生を捧げるの?とまで考えてしまう人までいるそうです。

~孫バテ~

結婚や出産の高齢化により、孫ができる年齢ももちろん高齢化しています。

赤ちゃんのうちは良くても、動き回ったり、遊ぶようになると体力的にも不安になり、そして無理をして体調を崩してしまうこともあります。

共働きのパパママの場合、ついおじいちゃんおばあちゃんに日常的に頼りがちになります。

おじいちゃんおばあちゃんからすると日々の疲労がたまり、プライベートな時間が無くなったりして、心身ともにとても負担がかかり「孫バテ」になってしまいます。

~深刻な問題~

母親がよく育児ノイローゼになり深刻化することも少なくないですが、おじいちゃんおばあちゃんが「孫育児」によってノイローゼになってしまうこともあるのです。

過去には、60代の祖母が、1歳の孫を刃物で刺して殺害したとして逮捕されています。
このような悲しいことが起こる前に、周りの人に相談しましょう。

~孫育ての支援の実態と意識~

全国の55~74歳の孫がいる男女に実施した調査によると、「子育ては、祖父母を頼らず、親自身で行うべきだ」と考えている祖父母が約8割。

また「孫の世話は大変だが、娘や息子のためには引き受けるべきだ」と考えている祖父母は約7割いました。

この2つの質問を合わせ、「本来は親自身で行うべきだが、祖父母は引き受けるべきだ」と考えている祖父母は過半数となりました。

~ルールーを作る~

ある70歳の女性は娘の出産を楽しみにしていました。「孫にはランドセルを5種類買ってあげよう」。

幼稚園教諭として勤めていた経験もあり、今も幼児教育の現場で活躍しています。自他共に認める子供好きで「孫が生まれたら、いいおばあちゃんになる」と信じていたそうです。

二世帯同居を始め、共働きの娘夫婦の子育てを手伝う準備も整っていました。

しかし出産が近づくにつれ「不安」「憂鬱」という感情が湧いてきたそうです。病院で初孫の双子と対面した時も感動の涙は出なかったのです。

看護師さんに「おばあちゃん、こちらへどうぞ」と言われた時は思わず「私は○○と言う名前です」と返したそうです。

長女の退院が近づくと不安と憂鬱は現実のものとなり、孫のために人生を変えたくないと思い、孫の1歳の誕生日にイタリアに一人旅をすると決め、旅行代理店に電話をしチケットまで抑えてしまいました。

二世帯同居のルール
・祖母のリビングに孫のおもちゃを置かない
(「今日くらいいいわよ」と一度でも許せば、なし崩し的に私の大事なオアシスは侵食されてしまいます)
・夜20時以降は手伝わない
(際限なく孫育てにつきあっていると、こちらが倒れてしまいます)
・訪問は事前にメールで都合を聞いたうえでノックをする
(メールに気づかなくても、頼りない母くらいがちょうどいい距離感を保てるはず。娘のメールが来てないかと5分おきに気にするほど、私は親切じゃありません)

との事です。

~最後に~

「孫は可愛い」「娘を応援したい」。。。でも「孫ブルー」にならない為には遠慮は無用です。

しかしながら、断ったら嫌味にならないかな?大変な娘がかわいそう、などの罪悪感もあり、祖母たちは不満を隠していました。

すべてのおじいちゃんおばあちゃんが孫育てが余生の楽しみだとは限りません。母娘もお互い自分の意見を主張し、出来る範囲で子育てを手伝うと言う事も大切なことです。

身体的に預かるのは3時間が限界だなどとちゃんと自分の意見を伝え、老いとはどういうことなのか?と言う祖父母世代しかわからない事を伝えていくのも祖父母の役目ですね!

私も母に甘えすぎていたかもしれません。と言ってもやはり頼りたくなりますよね。

同居している限り。。。

作者:深海 そら

このブログの監修者

木林 充尚

1980年静岡県生まれ。浜松医科大学卒業後、美容整形外科を中心に、様々な医療現場を渡り歩く。医師時代に培った経験を活かし、医療脱毛、育毛、ダイエット、スキンケアなどの記事監修を手掛ける。現日本医療脱毛安全医科学会理事、発毛先端医療研究会副会長、日本肥満健康医学会名誉会員など。様々な分野で日々研鑽を欠かさない姿は医師の鑑そのものである。



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