毒ヘビ注意報!!ヤマカガシ、マムシの生態とは?!

7月下旬から相次いだ毒ヘビにかまれるという被害。どちらも小学生が被害者なのです。

福岡県の小5の男児は川遊び中、緑と赤に黒の斑点模様のヘビを見つけ、捕まえると右手の親指を約5分ほどかみ続けたそうです。

男児はヘビの首元をつかむなどして弱らせ、離し、母親が袋に入れて捕獲し、男児は5日間入院しました。

血清の投与などの治療をうけ退院しました。症状やヘビの特徴から「ヤマカガシ」とみられるそうです。

その後、兵庫県では小5男児がヤマカガシとみられるヘビに手首をかまれ、血が止まらず救急車で運ばれ一時意識不明の重体となりました。

男児がヘビにかまれたのは宝塚市内にある山道だったことがわかりました。

男児は友達とヘビを捕まえるために山に入り、誤って指や手首をかまれたそうです。

~身近な毒ヘビ~

ヤマカガシ
本州、四国、九州に生息しているが咬むことは稀です。カエルが主食で里山の渓流近くや水田、畑、河川林などに多く生息しています。

民家の池などに住み着いたカエルを狙って庭に出現することもあります。

臆病な性格をしていて人間を見つけるとすぐ逃げていく、危険が迫っても積極的に咬みついてこない、咬まれてもそのほとんどのケースで毒牙が皮下にまで届くことがないので危険性は低いことは確かですが、手で触ったり、踏んだりするとやはり咬まれてしまいます。

そして咬まれてしまうと大変危険です。マムシやハブより毒性が高いからです。

マムシの3倍、ハブの10倍の強さになります。臆病でおとなしい性格だからといって侮ってはいけません。

咬まれてすぐに特別な症状がないこと、牙痕は1,2列ないし4列の歯形があります。

そして咬まれて30分ほどで一過性の激しい頭痛を伴うこともあります。

ヤマカガシの毒は出血毒ですが、細胞を破壊する成分が含まれていないため、腫れや痛みはほとんどなく、数時間から1日ほど経過したあとで出血傾向がみられます。

全身におよぶ皮下出血、内臓出血がおこり、重篤な場合は脳内出血などを起こして死に至ります。

マムシ
北海道から九州まで生息しています。ネズミなどの哺乳類やカエル、トカゲなどを捕食しています。

水辺や草むら土手、山地、森林などあらゆる場所に生息しています。

アウトドアを楽しむ環境の中に普通に生活を共にしていることを忘れてはいけません。

小型のヘビですが毒性は強く、毎年3000人ほどが咬まれ、そのうち10人ほどが命を落としています。

夜行性と言われていますが、昼間でも日陰や岩陰に潜んでいて餌を求めて活動していることもあります。

マムシの毒も出血毒です。この出血毒はたんぱく質を溶かし血管組織を破壊していくため、しばらくすると激痛に襲われ、内出血が広がっていきます。

出血のため患部は腫れ上がり、ひどい場合には循環障害のため筋肉細胞が壊死をおこします。

手当てが遅れたり、毒の量によっては循環器全体や腎臓にも障害が出てしまい、重篤な場合には死に至ります。

~どうやって見分けたらよいの?~

ヤマカガシ
全長が70cm~150cmで褐色の地に赤色と黒色の斑紋が交互に並んでいます。

しかし地域や固体によって変異が激しく、斑紋がないものや濃紫色、真っ黒な固体など多様なため識別には注意が必要です。

毒ヘビ特有な「三角頭」で鋭い(前歯)毒牙もありません。他のヘビと違ってカエルを頭からではなく、お尻のほうから飲み込みます。

威嚇の仕方ですが、コブラのように頭を持ち上げて首から胸までを広げてしますが、威嚇者に対して向かい合うのではなく、背中を見せるのが特徴です。

基本的に気が小さいので、逃げるのが目的での威嚇なので、何もしなければヤマカガシのほうから逃げていくそうです。

ヤマカガシも必死なのでここで捕まえようとすると噛み付いてきます。

マムシ
全長が45cm~80cmほどで、茶褐色のずんぐりとした体型に三角頭、銭形模様と呼ばれる独特の迷彩模様です。

茶褐色の丸い模様の中央に暗色の斑点があります。

この特徴をよく覚えておき、絶対に近寄らないようにして下さい。

落ち葉の中にいると保護色になって潜んでいるのに気づかなかったり、石垣にもいるので、石垣にもたれたり座るときは事前に穴の中も確認するようにして下さい。

~なんで小学生が咬まれるのか~

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これは、やはり好奇心旺盛な小学生ともなると、山でもどこでも探検に行ってしまいますよね。

怖いもの知らずで知識もないまま何でもかんでも捕まえてしまいます。

本来ならば逃げていくはずのヤマカガシでも、捕まえられた事で噛み付くという反撃に出たのかもしれません。

そしてたまたま咬む力と咬んだ場所、咬みついている時間などが悪く毒が体内に入ってしまったのでしょう。

大人はヘビを見かけてもほとんどの場合、捕まえたりしないですし、毒があるかもしれないと逃げますよね。

私の経験だとヘビと遭遇した時はヘビの方から逃げていきました。

親から子供へしっかりと危険な生物かもしれないからむやみに近寄らないように伝えていくしかないのでしょう。

~子供にもわかりやすいイラスト~

このイラストを描いたのは、いきものイラストレーターのツク之助(@tukunosuke)さんです。

2017年5月に絵本「イモリとヤモリ」でデビュー、8月22日発売の「マンボウのひみつ」のイラストも手がけています。

~気づかずヘビを食べた?!~

インドでは親子が気づかぬうちに毒ヘビを食べてしまい病院に搬送されるいう事件が起こりました。母(37歳)と娘(15歳)が晩ご飯の用意をしていました。

食材のキャベツの中に小さなヘビが紛れ込んでいるとも知らずにヘビごと切り刻んでいたようです。

そして食卓へ、、、完食。食べ終わってからヘビの肉片らしき物を発見し、そこで気づいたそうです。

その後、二人は嘔吐を繰り返し、病院に搬送されました。

意識はある状態ですが、ヘビの毒が身体に回ると命の危険があるかもしれないので数日間入院して調査することになりました。

怖いですね。気づかずに食べているなんて。。。

昔、キャベツを切っているときに青虫がいましたが切ったときの感触で気づきました。

ゾッとしてしまいましたが食べてしまうよりマシでした。いくら小さなヘビと言っても気づかないものなのでしょうか?

これからはさらに料理のときに確認しながら切って、よく洗うように徹底したいです。

毒ヘビは調理したとしても毒が残り体内で悪さするかもしれないのです。

~(一財)日本蛇族学研究所~

こんな場所を見つけました。「ジャパン・スネークセンター」のホームページからはヘビについて色々と学べます。ヘビの判別や、毒蛇咬症など詳しく書いてあります。

しかし、どうしてもヘビが判別できない、確信が持てない、ヘビかどうかも判断できない場合に、「日本蛇族学研究所に問い合わせると対応してくれるようです。

<(一財)日本蛇族学研究所>
8:30~18:00 TEL 0277-78-5193へ

それ以外の時間は留守番電話になるので、留守番電話で案内されている緊急の連絡先へかけて下さい。緊急の場合のみ夜間でも受け付けてます。

または「日本中毒情報センター」にも登録されていますのでそちらでも緊急の連絡先を聞くことができます。緊急の場合は遠慮なくご連絡ください。

~最後に~

うちにも小5の息子がいるので他人事だとは思えませんが今回は二人とも助かって良かったです。

とにかく素人は安易に知らない生物、見たことない生物に近づくものではないですね。ましてや触れては絶対にいけません。

私はヘビ年なので写真やテレビで小さい綺麗なヘビを見るとつい可愛いくて好感を持ってしまいます。

しかし小さいヘビでも猛毒を持っていることに今回は驚きました。

生物は見た目じゃないのですね。

珍しいものを見たら写真におさめるくらいにして安易に近づいたり触ったりしないように気をつけたいところです。

作者:深海 そら

このブログの監修者

木林 充尚

1980年静岡県生まれ。浜松医科大学卒業後、美容整形外科を中心に、様々な医療現場を渡り歩く。医師時代に培った経験を活かし、医療脱毛、育毛、ダイエット、スキンケアなどの記事監修を手掛ける。現日本医療脱毛安全医科学会理事、発毛先端医療研究会副会長、日本肥満健康医学会名誉会員など。様々な分野で日々研鑽を欠かさない姿は医師の鑑そのものである。



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