スペキオーサジュッセリーニ(トルコホウセキカナブン)の飼育を徹底解説!たくさん産卵させる方法を紹介!

スペキオーサジュッセリーニを飼育する方法を紹介!

(転載元:http://dokokanototoro.blog.so-net.ne.jp/archive/c35367532-1)

スペキオーサジュッセリーニ(トルコホウセキカナブン)は、トルコに生息するカナブンの一種です。
世界で一番きれいなカナブンだと言われていて、オレンジ色~青色に輝く体色が特徴です。
きれいな外見から人気が高い昆虫ですが、流通量が少なく、あまり見かけることはありません。
そのため、飼育方法などについて調べても、ほとんど情報が出回っておらず、産卵方法などがよくわかりません。
しかし、スペキオーサの飼育はとても簡単で、あることに気を付けていれば何十個も卵を産ませることができます。
さっそく、産卵方法を中心に、スペキオーサの飼育について紹介します。

スペキオーサの入手方法

スペキオーサジュッセリーニは、意外と人気が高いですが、流通量が少なく、販売しているのを見かけるのは稀です。
そのため、即売会やオークションを通じて購入するのが最も簡単な入手方法です。

オークションでもスペキオーサの人気は高く、1ペアあたり2,000円から3000円前後で販売されていることが多いです。
ただ、シロヘリやポリフェムスと違って、ヤフオクでいつも出品があるわけではありません。たまにしか出品されないので、
こまめにチェックするのが重要です。

スペキオーサの飼育

スペキオーサの飼育について説明します。基本的にものすごく飼育は簡単です。

スペキオーサのペアリング

スペキオーサは、羽化してすぐに活動を開始します。すぐといっても、体が固まるまではじっとしていますが、
クワガタなどと違って、休眠期間はまったくありません。羽化して1週間もすれば元気に動き回り、エサを食べ始めます。
スペキオーサの場合、この段階で成熟しているとみなし、交配させても全く問題はありません。ちなみに、エサを食べなくても産卵できるようで、
幼虫が入っているケースを放置しておいたら、いつのまにか成虫が羽化していて、卵を産んでいたというケースもあるようです。

メスを殺してしまうこともありませんし、相手を選ぶこともないため、プリンカップなどの容器に、オスとメスを1日も同居させておけば十分でしょう。
スペキオーサはシロヘリなどの多くのカナブンと同じく、かなり性欲旺盛です。そのため、我々が観ているのもお構いなしに交尾を始めます。

スペキオーサの産卵セット

スペキオーサの飼育で最も気をつけなければならないのは、産卵セットです。
スペキオーサは、卵を土の中にばら撒きます。
クワガタのように、一々土の中に卵の部屋(卵室)を作る作業は行いません。
そのため、マットを硬く詰めてしまうと、卵を産み付けるスペースが無いため、全く産卵してくれません。
ネット上のスペキオーサを飼育している人も記事を見ると、この間違いを犯してしまっている人はかなり多いです。
クワガタのようにカチカチに詰め込むのは論外として、微粒子のマットを使うのもよくありません。微粒子マットは
マットの重みで空洞が塞がってしまうため、結果として産卵数が激減してしまうのです。

一方、粗めのマットをふんわりと入れてあげれば、大抵の場合は爆産してくれます。
というか、バラマキ産卵するタイプの虫は、どんなマットでも卵を産んでくれます。
ミズゴケや針葉樹マットなど、幼虫のエサにならない底床にも産卵するほどです(孵化した後幼虫が死ぬのでおすすめしません)
ですから、成虫用の埋め込みマットなど、粗粒子マットをタッパーなどに入れ、そこにオスとメスをぶち込んでやれば、大抵の場合上手くいきます。

スポンサーリンク

私の場合、スペキオーサの産卵セットには、主に腐葉土を使用しています。もちろんダイソーで購入した100円の腐葉土です。
スペキオーサは野生では腐葉土を食べているとされ、産卵セットに使うと好成績を収めやすいと聞いたことがあったからです。
しかし、腐葉土単品では、1週間で7個の卵しか得ることができませんでした。ダイソーの腐葉土は劣化が早く、
ボロボロになってしまいやすいのが原因ではないかと思っています。そこで、腐葉土と粒子の粗い埋め込みマットをブレンドして、
再度セットしました。すると、2週間で37個と、かなりの卵を得ることができました。

腐葉土とマットをミックスすると、土の中に空洞がたくさんできて、スペキオーサにとって非常に卵を産みやすい環境に
なるのだと思います。このやり方は、シロヘリなど他のカナブンにとっても有効なので、産みが悪い方は是非お試しください。

ちなみに、沢山の幼虫を得るためには、2週間ごとに割り出しを行います。産卵セットを放置しておいても、卵を産むスペースがなくなって
しまうため、あまり多くの量を得ることができないからです。そのため、一匹のメスから50個以上卵を得たいときは、幼虫になるのを待つよりも、
卵の状態でどんどん割り出してしまいましょう。ちなみに、スペキオーサの卵は非常に丈夫で、多少雑な扱いをしても大丈夫です。
幼虫もシロヘリ並みの生命力を持っていると思われるため、かなり飼いやすいです。

幼虫飼育

卵が孵化したら、幼虫をケースに投入します。ケースには、幼虫のエサであるマットを入れますが、正直なんでもかまいません。
カブトマットでも、未熟成の埋め込みマットでも、幼虫の食いカスでも、どのような餌を使っても問題なく育つようです。
さらに、スペキオーサのいいところは、マットを固く詰めなくてもよいということです。スペキオーサを始め、カナブン類は蛹室ではなく
繭玉を作るため、固詰めせず、ただマットを入れておくだけでよいのです。そのため、マットの消費量が少なくて済むため、非常に経済的です。
それにスペキオーサはシロヘリより一回りほど小さいため、一つの容器で多くの幼虫を飼育することができます。シロヘリの場合は、最もポピュラーな飼育ケースである、
ダイソーの「パン屋さん」というタッパー(4.2リットル)に8匹程度収容できますが、スペキオーサはもっと収容できます。
10匹程度なら余裕があると思われるため、どんどんスペースを圧縮できるのです。
ただ、一つだけ欠点があり、スペキオーサは小さい虫なのにも関わらず、羽化までの期間が意外と長いです。常温だと8ヶ月前後の
期間がかかるようです。冬場も加温すれば、ある程度の期間短縮は望めますが、クワガタのように早期羽化させるのは難しいでしょう。
最後に、スペキオーサは低温にも強いですが、さすがに外で飼うと死んでしまうようなので、室内で飼育しましょう。

スペキオーサの色彩変化について

スペキオーサは、個体によって若干色合いが違ってきます。シロヘリほどカラーバリエーションはありませんが、
それでもオレンジからブルーまで、幅広い色合いがあります。ある程度固定化できるようで、同じ色同士の親を掛け合わせると、
やはりその色の子供が生まれてきやすくはなるようです。これをくり返すと、オリジナルの色合いをもつ血統を作ることができる
かもしれませんね。

スペキオーサはおすすめ!

スペキオーサは、とても丈夫で飼いやすく、色も綺麗なのでおすすめです。
シロヘリと比べると小さいですし、羽化も速いのにも関わらず寿命も長い(シロヘリは3カ月程度、スペキオーサは半年以上1年以内)
、こちらのほうが扱いやすいと思います。

ただ、スペキオーサはあまり活動せず、ずっと土の中にもぐっているので、あまり張り合いがありません。
それだけなんとかなれば、完璧な虫だと思います。

作者:青梅コウ

このブログの監修者

木林 充尚

1980年静岡県生まれ。浜松医科大学卒業後、美容整形外科を中心に、様々な医療現場を渡り歩く。医師時代に培った経験を活かし、医療脱毛、育毛、ダイエット、スキンケアなどの記事監修を手掛ける。現日本医療脱毛安全医科学会理事、発毛先端医療研究会副会長、日本肥満健康医学会名誉会員など。様々な分野で日々研鑽を欠かさない姿は医師の鑑そのものである。



スポンサーリンク
SNSフォローボタン

フォローする

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする