ミヤマクワガタの採集と飼育について説明!ミヤマはその辺でどこでも取れる?

ミヤマクワガタは珍しい?

ミヤマクワガタは形が格好良く、色も綺麗なことから、非常に人気が高いクワガタです。そのため、ミヤマクワガタを採集するために、遠出する人も多いのではないでしょうk?

しかし、ミヤマクワガタは、カブトムシやノコギリクワガタよりもずっと難しいとされており、野生個体を見たことすらない人もいると思われます。

しかし、私は子供の頃、ミヤマクワガタを何匹も捕まえていました。たしかにミヤマは珍しいですが、幻の存在という訳ではありません。ミヤマの捕まえ方と飼い方についてレクチャーします。

ミヤマは関西では普通種?

ミヤマクワガタは、関西では普通に生息しています。たしかに、ノコギリクワガタのように簡単に捕獲できるものではありませんが、一回林に入れば、数匹は必ず捕まえることができます。
一方、関東地方ではミヤマクワガタの数は明らかに少ないです。関東出身の奴に聞いても、ミヤマを見たことがないという人がほとんどでした。これは、関西に住んでいる人からしたら考えられないことです。

ミヤマが取れない反面、関東にはヒラタクワガタが多いという特徴があります。やはり関東の人に聞くと、子供の頃ヒラタクワガタをたくさん捕まえた経験がある人は多いです。ですが、関西では今度は逆に、ヒラタクワガタの数が少なく、あまり捕まえることができません。

事実、私が子供の頃も、ミヤマクワガタはかんたんに捕まえられましたが、ヒラタクワガタはほとんど捕まえることができませんでした。メスは数多く捕まえましたが、オスについては一度しか捕まえたことがありません。

このように、関西ではミヤマクワガタよりもヒラタクワガタの方が珍しいという逆転現象が起こっているのです。

ミヤマクワガタの捕まえ方

ミヤマクワガタは、高温が苦手なので、涼しい山地にしか生息していません。特に、渓流沿いの林に数多く分布しているとされています。

川の近くは温度が低いため、ミヤマクワガタが集まってくるためです。そのため、ミヤマを確実に捕まえたいのなら、キャンプ場があるような、渓流沿いの雑木林が狙い目です。

ミヤマは、オオクワガタのように数を減らしているわけではないので、スポットさえ見つければ面白いように捕まえることができます。私が子供の頃、近所の渓流の近くの林で、ミヤマクワガタをたくさん捕まえていました。沢山取れすぎて、小さい個体は逃がしていたほどです。

しかも、ミヤマクワガタは、真夏でも25度を超えないような、涼しい場所ならば、案外都会の近くにも生息しています東京でも高尾山など、すこし田舎の方に行けば捕獲することはできるので、粘り強く採集し続けることが重要です。

ミヤマクワガタの飼育方法

ミヤマクワガタの飼育は、非常に難しいです。実は、ヒメオオクワガタなどの特殊な種類を除いて、ミヤマクワガタの累代飼育は最も難しい部類に入ります。ミヤマを問題なく飼育できれば、あなたもクワガタ飼育の上級者と呼べるでしょう。

なぜミヤマの飼育が難しいのかというと、低温で飼育しなければならないからです。ミヤマは先述の通り、気温の低い山地に住んでいるため、高温に耐えることができません。そのため、成虫も夏場は常温で飼育すると弱って死ぬことがあります。

成虫ですら高温に弱いのですから、ミヤマの幼虫はさらに弱いです。ミヤマの幼虫の適温は16度から20度程度と言われています。これよりも高い温度だと、死んでしまうか羽化不全などのトラブルが多発するようです。

クーラーを使い、室温を20度まで下げるのは常識的ではありませんから、ミヤマ用にワインセラーや冷やし虫家などを購入する必要があります。

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さらに、ミヤマクワガタの幼虫は、他の種類のクワガタとは全く異なる餌を好みます。普通の菌糸ビンやマットでは、上手く育たないことが多いです。事実、ミヤマは野生環境では、朽木などよりも腐葉土などに生息していると言われています。

ですから、クワガタというよりは、カブトムシと同じ環境を与えてあげた方が上手くいくことが多いようです。

また、ブリード方法もまだまだ手探り状態ですし、そもそも幼虫を飼っている人が非常に少ないため、大きい成虫を育てるのが非常に難しいとされています。ですが、飼育ギネスもついに野外ギネスと同じ78.6ミリを記録。ようやくその飼育方法が解明されつつあります。

しかし、飼育方法が解明されたとしても、上記の理由から専門の飼育用品などが普及することはないだろうと思われます。

そのため、多くの愛好家が腐葉土や堆肥などをブレンドした、自作のエサを与えているのが現状です。ミヤマは飼育が難しいことから、累代飼育にチャレンジしている人がほとんどいない状態です。そのため、飼育用品が全く出回っておらず、手探り状態で育てなければならないのです。

また、成虫も非常に狂暴であり、ペアリング時にも最新の注意を払う必要があります。オオクワガタの場合、メスを殺すことはまずありませんが、ミヤマは油断するとすぐにメスを殺してしまいます。

普通、クワガタは喧嘩する時、相手の虫を挟んで投げ飛ばします。一方、ミヤマは大あごで強く挟み、相手の体を破壊しようとします。ですから、ミヤマをオス同士で飼育するとすぐに殺し合いに発展しますし、メスと同居させるときも同じです。そのため、交尾を確認したらすぐオスを取り出したほうがいいでしょう。

ペアリングや温度管理には非常に気を使いますが、温度にさえ気をつければミヤマの産卵は簡単です。産卵セットも、カブトムシのようにマットに産卵するため簡単です。まず、飼育ケースにカブトマットのような、熟成したマットを固詰めします。

この際用いるマットは、オオクワガタなどの幼虫が食べた使用済みでも構いません。幼虫飼育と同じように、カブトムシと同じ感覚で飼育するとうまくいくようです。
ミヤマはとても多くの卵を産むことが知られており、50個から80個程度産卵することも多いです。

ただ、ミヤマクワガタは幼虫期間が極めて長く、平均で2年程度です。ヘラクレスオオカブトですら1年半程度なので、それよりも長い間ずっと待ち続けなければなりません。また、羽化しても半年程度蛹室でじっとしているため、すぐにペアリングさせることはできません。

ミヤマは少年たちのあこがれの的であり、オオクワガタよりも身近な存在であることから、人気が非常に高いです。しかし、ミヤマの飼育難易度は非常に高く、温度管理は必須です。ですから、誰でも簡単に飼育することはできません。

オオクワガタの飼育は小学生でもできるほど簡単ですが、ミヤマの飼育は設備投資が必要で、大人でも難しいです。ハッキリ言って、ワインセラーなどの設備が準備できない場合、捕獲しても持ち帰るのはやめておいたほうがいいと思います。

ミヤマクワガタを採集しよう!

ミヤマクワガタは、生息地さえ見つけてしまえば、面白いように捕獲できます。しかし、ミヤマクワガタが生息できる環境は、年々減少しつつあります。私が子供の頃ミヤマを捕まえた渓流沿いの林も、今や開発されて、変わり果てた姿になってしまったようです。

おそらく、もうあの場所にミヤマはいないか、いても大きく数を減らしてしまっているでしょう。今後もますます貴重になっていくと思われるので、是非一度採集してみて下さいね!

作者:青梅コウ

このブログの監修者

木林 充尚

1980年静岡県生まれ。浜松医科大学卒業後、美容整形外科を中心に、様々な医療現場を渡り歩く。医師時代に培った経験を活かし、医療脱毛、育毛、ダイエット、スキンケアなどの記事監修を手掛ける。現日本医療脱毛安全医科学会理事、発毛先端医療研究会副会長、日本肥満健康医学会名誉会員など。様々な分野で日々研鑽を欠かさない姿は医師の鑑そのものである。



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