ハッキリ寝言とモゴモゴ寝言。その違いってなに?(睡眠障害)

前回、睡眠障害の夢遊病についてお伝えしたときに寝言について少しだけふれたのですが、寝言も睡眠障害のひとつだという事に驚きました。

うちの場合は長女はほんとたまにですがハッキリとした寝言を言いながら、それなりのジェスチャーをします。例えば、「ピーマンが取れない!」と言いながら、寝たままの状態で右手を伸ばし掴む動きをしたり、「箸がない!」と言って、目は閉じたまま眉間にしわを寄せた顔をしばらくしてました。

見ている方はなかなか面白いんですけど、本人は夢の中で必死なんでしょうね!

そして長男ですが、この子はモゴモゴ何を話しているのかは聞き取れないのですが、かなり頻繁に寝言を発します。動きもあまりありませんが、とにかくダラダラと何か喋っているんですよね。気になります。

まぁ、こんな二人ですが個人個人で寝言の言い方にも差があるんだなと思っていました。しかし実はハッキリ寝言もモゴモゴ寝言も両方共に睡眠障害であり精神的なストレスが関係しているようなんです。

前回書いた夢遊病についてはこちらを参考に!

~寝言について~

寝言(ねごと)とは、眠ったままの状態で言葉を発すること。転じて、愚にも付かない戯言を指す場合にもこう形容する。これらは、睡眠中の無意識状態で発する言葉を指し、言葉を発している本人には意識が無いことから記憶に残らない場合がほとんどである。寝言は一般的に夢を見ているレム睡眠の際に発せられると考えており、当人が見ていた夢の内容に影響される傾向が強い。夢を見ている際に無意識に体が動く反射運動の一種とされる。当人に明確な意識が無いため、その内容はとりとめが無く、時に珍妙な発言が聞かれることも多い。動物でもある程度の知能があるものは夢を見る事が知られているが、その夢に影響されるのか、寝ながら鳴く固体もみられる。(ウィキペディア引用)

特に子供に多くみられ、普通は成長と共に自然と消えていきます。たまに寝言をいうくらいなら何の問題もありません。

ただ毎晩続いたり、感情的な寝言は危険な兆候でもあります。そして大人だと普段、寝言を言わなかった人が急に寝言が増えたとなると睡眠に何らかの変化が生じた可能性があります。

~ノンレム睡眠とレム睡眠~

<ノンレム睡眠>

深い眠りのことで、脳は休んでいます。体は筋肉の緊張がある程度保たれています。
自律神経は副交感神経が優位になり、ゆったりとした状態です。
寝言は発音がハッキリしています。

<レム睡眠>

浅い眠りのことで、脳は比較的活動しているので眼球に動きもみえます。体の筋肉はほとんど緩んでいます。自律神経は不安定になり、心拍数の変動が激しいです。寝言は大半が聞き取りにくいです。基本的に夢を見ているときの睡眠です。ですので睡眠時にでる寝言は夢の内容に関係しています。

ノンレム睡眠、レム睡眠どちらも過度な精神的ストレスがあると寝言は増えます。

レム睡眠の時には、大きなストレスがかかる事により、夢にストレスが反映されて悪夢を見ることになります。なのでその時に感情的な寝言が出やすくなります。

とくに、心的外傷後ストレス障害(PTSD)のような強いストレスに置かれた場合、毎晩のように悪夢と寝言が繰り返されます。そしてレム睡眠中は筋肉の緊張が緩んでいるため、ハッキリとした発音が出来ないので寝言がうなり声や怒鳴り声になって現れます。

家族など周囲から寝言の指摘を受けたときは、自分がどんなストレスに苦しんでいるのか考えてみることも大切です。専門家への相談も検討してみると良いでしょう。

うちの場合、長女はたまにしか言わないハッキリと発音する睡眠時の寝言なので心配いらないようです。長男はモゴモゴとうなされているような寝言なのでレム睡眠時の寝言ですね。わりかし頻繁に言っていた時期があったので何かしらのストレスがかかっていたのかもしれません。最近はあまり聞かないので、発散できてるのかもしれませんね。

私の場合ですが、娘から「ゲラゲラ笑っていて怖いよ」って言われました。なんだか楽しい夢でも見てるのかな?とも思いましたが、そういう場合と、やはりストレス的なものもあるそうです。

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笑ってる場合はあまり過剰に気にすることは無いそうですが、いきなりゲラゲラ笑うと周りがビックリして起きてしまい迷惑ですよね。気をつけます、、、

って、こればっかしは無理かっ。

~寝言は治せるの?~

寝言自体は悪いものではないですが、でもやはり困っている人はいるようです。自分の意識が無いときに発してしまうので、自分の意図が必ずしも出るわけじゃないからです。

寝言が多い人だと、「恥ずかしいこと言わなかっただろうか」「嫌なこと言ってなかっただろうか」などと気になりますよね。なので友達と旅行に行くのを避けてしまったり、夫婦で同じ部屋で寝るのを避けたりする方もいるほどです。

私なんかは、子供と互いに寝言を楽しんでますけどね。

正直、寝言を少なくするようなお薬はありません。よく間違えられるのが睡眠薬を使用してしまうケースです。

睡眠薬は眠らせる力があるだけです。睡眠薬の種類によっては、レム睡眠を増やしてしまったり、ノンレム睡眠を減らしてしまったりするものもあり、副作用として悪夢を見るものまで様々です。かえって寝言を悪化させてしまうようです。

改善させるためには、まず自分の寝言がどのような原因で起きているのかを探ることです。それにより改善方法も変わってきます。

何らかの精神的ストレスが原因なのであれば、そのストレスから離れること、解消することが寝言の改善に繋がるでしょう。うつ病などの精神疾患によるものであれば、うつ病を治療することが一番の改善策です。

また、環境改善も必要です。寝室の環境が悪いと眠りの質も悪くなります。心地よい空間を作るのも良い方法かもしれませんね。

~すべての寝言が異常というわけではありません~

なんらストレスを抱えていない正常な人でも寝言は発します。そして子供は大人に比べてレム睡眠の割合が多いために、寝言も多いと考えられています。そして、女性よりも男性の方が多く認められるそうです。

もともと寝言をいう人で、だからといって特に問題がなければ治療をする必要もありません。

~まとめ~

ストレス社会の中、唯一、睡眠中だけが現実から離れられる時間だと思っていました。寝てしまえば、今の嫌な事や考えたくない事も少しの間、忘れられる!なんて。

でも実際は大きなストレスとなると悪夢を見てうなされたり、寝言が増えたりと、睡眠の質まで下がってしまうのですね。そうすると、翌朝の目覚めや疲れの取れ方も変わってきてしまいます。

たまに起きたときに夢を覚えているときがありますが、その夢が良い夢だと何だかほんわかします。

起きる直前に見ていた夢だと覚えているときがあるそうですよ。まぁ嫌な夢のときもありますけど。。。眠りの浅いレム睡眠のときに目覚めるから覚えているそうです。

逆に眠りの深いノンレム睡眠のときに急に起こされたりすると、脳も休んでいるので、しばらくぼーっとしてしまう「寝ぼけた」状態になるのだそう。

たまにヘンテコでありえない様な夢を見たときはノンレム睡眠中に見てる夢だそうです。こういった夢を何度も覚えているときは、眠りのパターン自体がよくない可能性があります。

でも目覚ましで決まった時間に起きなければならない以上、レム睡眠の時に起きれるとも限りません。

なるべくなら日常の溜まったストレスを発散し、心配事もなく、夢遊病や寝言の少ない、質の良い眠りにつきたいものです。

睡眠障害の他の記事はこちら→夢遊病について金縛りについて

作者:深海 そら

このブログの監修者

木林 充尚

1980年静岡県生まれ。浜松医科大学卒業後、美容整形外科を中心に、様々な医療現場を渡り歩く。医師時代に培った経験を活かし、医療脱毛、育毛、ダイエット、スキンケアなどの記事監修を手掛ける。現日本医療脱毛安全医科学会理事、発毛先端医療研究会副会長、日本肥満健康医学会名誉会員など。様々な分野で日々研鑽を欠かさない姿は医師の鑑そのものである。



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