クワガタの超絶簡単ズボラ飼育方法とは?小学生でもできる裏技を紹介!!

クワガタを簡単にブリード!常識を覆すズボラ飼育法とは?

昔、ビークワという雑誌に「進ぬ!電波中年」というコラムが連載されていました。
このコラムの作者は、コバエシャッターや冷やし虫家の開発者である遠藤祥さんという方で、クワガタを手抜きで飼育する「ズボラ飼育」を紹介していました。

たとえば、タッパーに菌糸ブロックをそのままぶち込んで幼虫を育てるなど、
当時のブリーダーとしてはあまり考えられない飼育法を提案し、全国の読者に衝撃を与えました。

このころは、まだインターネットが普及しておらず、あまり情報が世に出回っていませんでした。ですから、書籍に書いてある「教科書通り」の飼い方しかしらない人が大勢いたのです。

「クワガタの幼虫は一匹づつビンに入れ、成虫もプラケースでペアで飼育し、良質なエサを与えなければならない…」ほとんどの人はそう考えていたため、専門店や通信販売などで、高い正規品を購入していました。

ですから、当時の人たちにとって、遠藤さんが提唱するズボラ飼育は、とても衝撃的な内容だったのです。

さらに、ズボラ飼育によってギネスにチャレンジし、さらに実際に獲得してしまったり、(セアカフタマタクワガタ)コバエが全く入ってこれない飼育ケースを自作したり、様々な面白い企画が生まれました。そうです、実はコバエシャッターは、このコーナーから誕生したのです。そんなわけで、「進ぬ!電波中年」は、当時のビークワでは1.2を争う人気コーナーでした。

それから10数年の時は経ち、電波中年のことは、人々の記憶から風化し、ほとんど忘れ去られてしまいました。

ですが、ネットの普及によって、個人ブログなどで多くの情報が公開された結果、ズボラ飼育を行う人はだいぶ増えたように思います。もちろん、私もそんなズボラ飼育を行う者の一人です。

私は、どれだけ効率的にクワガタを飼育できるか、いつも頭を働かせるようにしています。
その結果、ほとんどコストをかけず、メンテナンスフリーでブリーディングを行うことができるようになりました。

200円でコバエ対策ケースを作る方法や、100均で飼育用品を節約する方法などは前に紹介しましたが、今回は、どれだけ手抜きできるのかという、「ズボラ飼育」の極意についてお話しします。

ズボラ飼育のテクニックを紹介

私が行っているズボラ飼育の一部を紹介します。

マットは何年でも使いまわす

私の場合、成虫を管理するマットは全て使いまわしです。
特に、成虫を購入した時に入っている、針葉樹マットなどは何年も使っています。
実は、昆虫マットは何年も放置しておいても、腐ってしまうことはありません。

とくに発酵の浅い埋め込みマットなどは、何回でも再利用できるため、基本的に買い足すことはありません。ダニなどの害虫も、乾燥させれば全滅するので問題ないです。

もちろん、幼虫を飼育し終わった後の廃マットも、成虫の保管用に使いまわしています。
さらに、固くなった菌糸のかけらや、割り出した後の材の破片、樹皮などもあまり捨てることはありません。

これらは成虫の足場になるため、かなり活用できます。しかも、菌糸のかけらですら劣化することはあまりなく、何年も使用することができます。

最初は、これらを捨てるのが面倒なため、いつまでもケースの中に入れておいたのがきっかけですが、かなり有用な資材として活躍してくれることがわかりました。

ただ、マットの代わりに新聞紙やティッシュペーパーなどで代用しようとしたことがありましたが、吸水性があまりなく、上手くいきませんでした。これらの紙類は、尿や食べ残しなどですぐにべちゃべちゃになってしまいます。

あまりズボラすぎるのもよくありませんから、マットの使いまわし程度にとどめておきましょう。

ほとんどの幼虫は多頭飼育できる

次に、私は基本的に幼虫は多頭飼育します。最初は、オオクワガタなどの普通種はもちろん、
パプキンなどの小型種ですら一々プリンカップにつめて個別飼育していました。

よく、クワガタの幼虫は共食いするから個別飼育しよう、という話を耳にしますが、
あれは真っ赤な大嘘です。むしろ、共食いする種類の方が珍しく

幼虫同士がけんかすることも少ないです。第一、本当に共食いするのなら、孵化してすぐに割り出ししないと幼虫の数が激減しているはずです。ですが、そんなことは一切起きないのは、あなたもよくご存じだと思います。

それに、詰め替え作業はとても面倒です。どうしても、管理しきれない幼虫が出てきて、羽化不全や乾燥死などの結果を招きます。

そこで、私はすべての幼虫を多頭飼育する方針に切り替えました。
まず、ダイソーの3.5リットル砂糖ケースを加工した容器に、幼虫を詰めるだけ詰めます。
その後数カ月放置し、育って来たら幼虫を入れ替え、ケース内の人口密度を下げます。1つの容器に幼虫を入れ過ぎると、うまく蛹になることができないからです。

許容範囲は、3.5リットルのケース(小プラケース相当)で小型のクワガタやカブト
(パプキンやサビイロ)の場合、6匹程度です。

オオクワガタなどの場合、大ケース(12リットル)に菌糸ブロックを2つ入れます。
もちろん、解体せずそのままぶち込みます。そして、埋め込みマットをかぶせ、幼虫を大量に投入します。

大ケースを使用すれば、メスの幼虫なら10匹ぐらいまでは許容範囲です。オスなら5匹から6匹程度でしょうか。もちろん、小型種ならば数十匹程度は余裕で多頭飼育できます。

多頭飼育のメリット

多頭飼育のメリットは、まず第一にコストがかからないことが挙げられます。
飼育容器代も安くて済みますし、なによりマットの消費量が少ないので経済的です。
また、スペースの削減にもつながるため、狭い部屋などで飼育している人にはうってつけです。

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さらに、羽化不全などのトラブルが激減します。これは意外な結果でしたが、
プリンカップで個別管理するよりも明らかに生存率が高かったです。

やはり、プリンカップは面積が狭いため、蛹室が上手く作れずに死んでしまう個体もいます。
また、プリンカップはマットの量が少ないため、乾燥しやすいという欠点があります。

それに、マットの交換が一回だけで済むため、刺激が少ないということもあげられます。ただ、もちろん個別管理したほうが、大きい成虫を育てることができます。

ですから、あまり大きさにこだわらない人や、大きさがあまり重要視されない小型種などでは一度試してみるとよいでしょう。

材は電子レンジで加水

産卵に用いる材は、レンジで加水します。
一般的に行われている加水方法では、丸一日から2日かかります。

しかし、水と材を入れた容器をレンジに入れ、10分程度加熱するだけで、あっという間に加水作業は終了します。レンジを使えば、作業時間が短縮できるだけでなく、材の中の害虫も駆除できるため一石二鳥です。

ですが、レンジで加熱すると有益菌まで殺してしまい、産卵数が激減するという説を唱える人たちもいます。

しかし、私はもう10年以上もレンジ加水を行っていますが、特に問題ありません。
気が短く、待つということが苦手な私のような方は、レンジ加水をおすすめします。

ゼリーではなく蜜を使う

最後に、私は最近、昆虫ゼリーを使うのを止めました。
昆虫ゼリーは、虫が食べ終わった後の空容器を捨てるのがとても面倒です。特に、小型種はゼリーをろくに食べないので、一週間もすると残りが腐ってしまいます。

私は常日頃から、ゼリーを使うのは無駄が多いと感じていました。特に、飼育している成虫の数が多い人は、ゼリーの入れ替えだけでもかなりの労力を要します。

何かゼリーの代わりになるものはないかと考えた結果、昆虫用のミツを使うことにしました。
昔、クワガタブームが起きる前は、ゼリーと共に、「カブミツ」などの昆虫用の蜜が売られていました。

今ではゼリーに押され、ミツを使っている人はほとんどいなくなってしまいましたが、まだホームセンターなどでは細々と販売されています。

私は、昆虫用の蜜に着目しました。ゼリーでなく、蜜を与えれば、容器を入れ替える必要がないからです。

そのため、私はゼリーを与えることをやめ、蜜を使っています。蜜の与え方は、ケースの中に、洗ったゼリーの空き容器を入れておきます。その中に蜜を注入し、なくなったら足すというものです。蜜は乾いてしまいそうなイメージがありますが、意外と長持ちします。

それに、昆虫ゼリーは劣化が早く、すぐに腐ったり乾燥して使い物にならなくなります。
ですから、長持ちするという観点から見ても、実は蜜とあまり変わりません。

また、直に蜜を入れると、こぼしてしまう可能性があるため、ティッシュを入れて
蜜がしみこむようにしています。

このように、ゼリーより蜜を与える方がずっと楽です。一々ゼリーのふたを剥がし、汚れた空き容器と入れ替えるあの面倒な作業ともお別れできます。昆虫をストレスフリーに飼育するなら、是非一度お試しください。

ただ、オオヒラタやカブトムシなど、食事量がとても多い品種には、蜜はあまり向いていません。毎日蜜を足しても、すぐになくなってしまうでしょう。ですから、現状として、大型種にはゼリーを使うしかありません。

しかし、工夫すれば、大型種の飼育も、ゼリーを使わなくて済む方法がきっとあるはずです。
そのための工夫が、今後の私の課題だと思っています。

ズボラ飼育は手抜きとは違う

ズボラ飼育は決して悪いことではありません。ズボラ飼育とは、どうすればコストを削減し、労力をかけずに効率よくできるのかを考える行為です。これは、トヨタのカイゼンに代表されるように、多くの企業などでも行われている工夫です。

ですから、ズボラ飼育は、単なる手抜き飼育とは違うのです。クワガタやカブトムシは、狭い条件でしか生きていくことができません。環境に適応する力が弱いため、間違った飼育をするとすぐに死んだり、卵を産まなかったりします。

このため、ズボラ飼育には、豊富な経験と知識が必要です。

どこまでがセーフで、どこまでがアウトなのか。この境目が分かっていないと、ズボラ飼育を成功させるのは不可能でしょう。

たとえば、多頭飼育でも、1令や2令ならかなり詰め込んでも大丈夫ですが、3令は数を考える必要があります。飼育スペースの許容範囲は、種類によって違ってくるため、微調整をする必要があるのです。

小ケースに6頭という数字は、私の経験から導き出した数字ですが、あくまでも目安なのです。ここから先は、あなた自身の経験によって導き出すしかないのです。

あなたも日々工夫を重ね、ズボラ飼育のたゆまぬ研鑽を続けてみて下さいね。

作者;青梅コウ

このブログの監修者

木林 充尚

1980年静岡県生まれ。浜松医科大学卒業後、美容整形外科を中心に、様々な医療現場を渡り歩く。医師時代に培った経験を活かし、医療脱毛、育毛、ダイエット、スキンケアなどの記事監修を手掛ける。現日本医療脱毛安全医科学会理事、発毛先端医療研究会副会長、日本肥満健康医学会名誉会員など。様々な分野で日々研鑽を欠かさない姿は医師の鑑そのものである。



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