焼き小龍包を取り寄せてみた

昔、仕事場が都内だったのでランチで美味しいお店に連れて行ってもらったり、友達とグルメを楽しんでいた。ランチの時間帯なので、仕事場から一時間で帰ってこられる程度の場所しか行かれなかったのだが、場所的にもホテルや個人店などが立ち並ぶところでグルメ本にも紹介されているお店も多かったのでほぼ毎日楽しめた。

その中でも小龍包のお店によく行っていた。そこは会社からも近く時間帯にもよるが、たまにタイミングが悪ければ並ぶときもあった。どうしてもお昼の一時間に間に合わないようなら、仕方なくお店を変える日もあった。

でもお昼になる少し前の時間から今日はランチどこに行く?みたいな話を友達と話しあってから向かうので、頭の中はそれを食べると決めて行くから、並んでも間に合わないときは本当に残念に思う時もしばしばあった。

中国人が小龍包を作っている風景が見られる

その店は表から中国人が小龍包を作っている風景が見られるのだ。麺棒のようなもので、手裏剣のようにどんどん皮を作る人、それに餡を詰めて一気に形を作って箱に並べる人。隣には蒸篭が積み上げてあり、何とも活気のある風景でそれを見ているだけでもお腹が空いてくる気がした。

あつあつに蒸篭蒸しされた小龍包をレンゲの上で一度皮を破ってうまみの凝縮されたスープを堪能してから刻み生姜と黒酢でいただく。あれがたまらなく美味しかった。小龍包の種類もいろいろあり、特に好きだったのが上海蟹のみその入った小龍包だった。

味が濃厚でしかも上海蟹の風味やうまみがスープと共にレンゲの中を満たしそれを味わうことが幸せだった。会社からぎりぎり行かれる小龍包のお店を入れたら全部で二店舗あった。お店によって餡や皮の状態、スープの量などが違うのでその時々で気分によって変えるときもあった。

今はもうその会社も辞めてしまい、そんなグルメなランチをすることもなくなってしまった。ふと、あの頃を思い出す。美味しい小龍包が食べたい。そしてこの前どうしても食べたくなってネットでお取り寄せ小龍包をしてみようと検索してみた。

どれも美味しそうに見えて迷ったが、横浜中華街でお店を出している「鵬天閣」の小龍包四種詰め合わせを頼んでみた。味は蟹味噌、フカヒレ、ヒスイ、豚肉の四種類だ。前に中華街でこのお店に行ったことがあって、そこでもっちりとした皮とスープがたまらなく美味しかったのを覚えていた。

以前から焼き小龍包が気になっていた。

自分で調理することに自信はないが、あの味が自宅で食べられるならとさっそく注文した。それから、実は以前から焼き小龍包が気になっていた。数年前に焼き小龍包があるということを耳にしたとき、私は普通も小龍包しか食べたことがなかったので、小龍包といったら蒸篭蒸し。と決めつけていた。

焼いてしまったら、結局肉汁もなくなっているに違いない、ただの焼き饅頭なんて邪道なものと小馬鹿にしていた。それからすっかり時代遅れとなっている自分に気づき、やはり巷で話題にもなっている焼き小龍包というものを一度食べてみたかった。

そして検索していく中である店の動画が釘付けになった。本当に美味しそうに見えて初めて食べるものがお取り寄せグルメという点が気になったが迷ったあげく、冷凍保存もできるしまずは焼き小龍包というものをお試ししてみたかった。

その動画は鍋いっぱいに敷き詰められた焼き小龍包に水を加えるところから始まる。程よく蒸し焼きにしたところでゴマを振り掛け、さらに水気がなくなるまで焼いていく。小龍包の下の部分の色もこんがりきつね色になっていき、そして仕上げに刻みネギを振り掛けて調理は終了、それからアツアツの湯気のたつ焼き小龍包に箸を入れて皮を破り、あふれんばかりの肉汁をこぼれないように中身を見せた後に、最終的にすべてのスープを流しながら終了するというとても悩ましい映像だった。

あれだけ焼き小龍包など邪道だと言っていた自分を本当に後悔してしまうくらいこの映像を見いってしまった。なので、もう一つのお店は「王府井」の焼き小龍包15個入りでフライパン調理用のものを購入した。

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鵬天閣の普通の小龍包から調理してみた。

それぞれが届いてから家を空けなければならなかったのでそのまま冷凍しておいたのだが、まずは鵬天閣の普通の小龍包から調理してみた。冷凍してあったのでそのまま自然解凍する。手で触って固くなくなっているのを確認してから、蒸すのだがうちには蒸篭がないので昔からある蒸し器(私はメタリックひまわりと呼んでいる)を久々に登場させた。

これ、本当に昔から変わらない形。最近では気軽にしかもかっこいい蒸し器もあるけれど、やはりこれを買ってしまう。そのメタリックひまわりにはあまり個数が乗らないので、半分に分けて蒸す。中に入っていた注意書きには白菜やキャベツなどの野菜を敷いて蒸すと皮が破れにくいとあったので、白菜を敷いて小龍包を蒸すことにした。

蓋をして10分。メタリックひまわりは高さがあまりないので蒸すための入れる水の分量を注意したいところだ。水が浸りすぎても皮が破れる心配もあるので、少な目にしたいがそうなると鍋の傍からあまり離れられない。沸騰して敷いてある白菜に水気が溜まり、皮に刺激が与えられないくらいにしたいので、メタリックひまわりの高さが250㎜なので、120㎜の高さになるくらい水を入れる。

とにかくレンゲの上であのスープを自宅で実現するにはこれくらいの配慮はするべきだと思った。火を入れる。約5分くらいで沸騰し始める。ここからが水との勝負。水が少なすぎると皮が乾燥して、もっちりとした皮の食感が楽しめないのでそこも注意したい。

そろそろ水を入れる時が来た。この水を沸き立つ湯気に負けないようにそっと水を差しこむ。この時、小龍包に水がかかってしまったら台無しなので、ゆっくりと水を入れていく。上から見ているとメタリックひまわりとなべ底の高さがわからないので、敷いている白菜からなべ底が見えるような隙間を作るべきだったと後悔した。

結局、間隔を頼りに水を流し込みまた蓋をして蒸す。そしてキッチンタイマーが鳴り響く。開けてみるとふっくらしていて皮も破けずしっかり蒸しあがっていた。そしてトングを使ってお皿に盛る。「あ!」皮が破けたのだ。調理は完璧だったのに、不覚にもメタリックひまわりからの移動でこんなことになるなんて。

ならばと、白菜ごと移動させる。なるべく皮に触れないようにお皿に盛る。成功した。そういえばお店でも蒸された蒸篭ごと運ばれてきたのを思い出した。次に焼き小龍包の調理に取り掛かる。焼き小龍包は動画にもあったようにフライパンにそのまま並べた。焼き目もつけながら蒸し焼きにするのだが、これも皮同士がくっついて衝撃によって皮が破れてしまったら悲しい結果になると思ったので、それぞれ離して並べていく。

火をつけて温まったら水を入れて蓋をして蒸し焼きにする。蒸発する音に変わってきたらのぞいて水気がなくなったのかを確認してあの動画にあったようにゴマを振り掛ける。中の小龍包は火を入れると膨らんでくるので、最初に並べる時に隙間をあけて正解だった。焼き目がほどよくついてきたらネギを振り入れる。完成した。まずは小龍包から食べる。

ちゃんとスープも入っていて、濃厚で美味しかった。

レンゲの上にのせて箸で皮を破くとちゃんとスープも入っていて、濃厚で美味しかった。しかし皮がちょっと厚かったので具材が少なく感じた。冷凍ものだが、もう少し皮が薄いと美味しく頂けたと思う。続いて初めましての焼き小龍包。この中に本当にスープが入っているのか心配になったが、箸で破いてみるとスープがたっぷり入っていた。

餡もジューシーでスープは味もしっかりしていた。焼いてある皮と一緒に食べたら何とも言えない味と食感だったので、こんなに美味しいものを食べずに居たことに後悔した。今回はお取り寄せだが、冷凍でここまで美味しいなら店頭ならもっと美味しいに違いないと期待が高まった。普通の小龍包とは違うが、家での調理法は失敗なくできる点でも焼き小龍包に軍配が上がった。また取り寄せてみようと思う。

作者:大村幸子

このブログの監修者

木林 充尚

1980年静岡県生まれ。浜松医科大学卒業後、美容整形外科を中心に、様々な医療現場を渡り歩く。医師時代に培った経験を活かし、医療脱毛、育毛、ダイエット、スキンケアなどの記事監修を手掛ける。現日本医療脱毛安全医科学会理事、発毛先端医療研究会副会長、日本肥満健康医学会名誉会員など。様々な分野で日々研鑽を欠かさない姿は医師の鑑そのものである。



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