大学職員は楽じゃない?大学職員の現実と、採用試験対策を大暴露!

大学職員という職業は本当に楽なのか?厳しい現実を大暴露!

大学職員になりたい…

毎日定時であがって、土日祝日は休みで有給取り放題、おまけに学校だから夏休みに冬休みもある…そして何より給料が高い!

就活中のあなた!転職を検討しているあなた!あなたは、大学職員になりたいですか?
大学職員の労働環境はスーパーホワイトだと思っていませんか?

そんな風に考えていた時期が、私にもありました。

しかし、現実はそう甘くはありません。たしかに、10年以上前は、大学職員は楽で高給な仕事の代名詞でした。ですが、現在では、少子化、国際化などの社会問題の影響を受けて、受験生確保のため、どこの大学もしのぎを削って競争を続けています。それに比例してだんだん仕事も高度化しており、以前のように楽な職場ではなくなりつつあります。

つまり、大学職員の労働環境は、民間企業と同じになりつつあるのです。実際、定時で帰れるのは窓口のパートのおばちゃんだけで、正規の職員は毎日忙しく働いている大学も多いです。

私自身、就活していたころは、大学職員になりたいと思っていました。なぜなら、大学職員は高給で仕事が楽だという2chの噂を信じていたからです。もちろん、私の友達も同じようなことを考えていて、現在大学職員になった人は、私の周りに大勢います。

彼らから、大学職員の仕事について話を聞くこともありますが、私が学生のころに思い描いていた理想像とは、大きくかけ離れているものばかりでした。

ここでは以前、大学職員を志望し、現職の知り合いが大勢いる私が、この職業はどういったものなのか、真実を語っていきます。さらに、大学職員になるためにはどうすればいいのかも解説していきますので、是非最後までお読みくださいね!

大学職員に夏休みはない!

大学は、夏休みや春休みなどの長期休暇が非常に長いです。どこの大学も夏休みと春休みは2ヶ月ぐらいあります。当然、大学職員もその間は暇になるのではないか…あなたは、そんな風に考えていませんか?

しかし、現実はそうではありません。まず、なんで大学の春休みがこんなに長いのかというと、入試があるからです。

大学入試は学校を運営するにあたって最も重要なイベントです。なぜなら、学校を運営するにあたって、大学入試は唯一のキャッシュポイントだからです。入試によってその年の収入がほぼ決まるため、どこの大学もこの日のために一年中準備をしています。

ですから、春休みの時期は、大学職員にとって一番忙しいのです。また、夏休みにはオープンキャンパスが行われますし、高校での説明会など、全国を飛び回らなければなりません。

さらに、長期休暇の間も大学が完全に閉鎖されているわけではありません。そもそも、大学は学生に授業をするために存在しているのではありません。もともと大学は研究機関です。教授や大学院生が研究を行い、成果を論文として発表するのが一番の目的です。

彼らは学部生と違い、夏休みも冬休みも関係ありません。ですから、大学を運営するための業務は続きます。

さらに、新しい生徒を確保するための営業活動も年中行われます。早慶や上智など、放っておいても受験生が集まってくるような大学なら、熱心にPR活動をする必要はありません。ですが、ほとんどの大学は定員割れ寸前であり、熾烈な生徒の奪い合いに勝ち残らなければならないのです。

そして、誰でも知っているような有名大学でも、偏差値に胡坐をかいて何もしていないわけではありません。国際的な大学を目指して、世界中にPR活動をしている学校もあります。大学職員になったら、日本各地を飛び回るだけでなく、海外にまで足を延ばさなければならないこともあるのです。

大学職員は休日数が少ない?

このように、現在大学を取り巻く環境は非常にシビアになりつつあります。
確かに、10年以上前なら、2週間程度の夏休みがあった大学もありましたが、今はそのような大学はほとんどありません。

また、土曜日に授業をする学校も増えてきており、週6日勤務の大学も多いです。さらに祝日も説明会などのイベントなどがあると駆り出されるため、民間企業よりも休みが少ないこともあります。

大学職員の給料について

大学職員の待遇は、大学によって大きく異なります。
まず、私立大学と国立大学の職員の待遇は大きく違っています。
国立大学は公務員であり、給料も一律であるのに対し、私立大学は学校によって労働環境も給料もバラバラです。国立大学は、公務員の中でも比較的給料が安く、あまり魅力的な労働環境ではありません。

一方で私立大学の職員の年収は、国立大学と比較するとかなり高く、およそ1.5倍程度だと言われています。大学職員のボーナスは、6ヶ月が目安です。今どきボーナスが6ヶ月も出る企業は、一部の金融系の会社ぐらいなので、かなり恵まれているといえます。

年収の大体の目安として、都市部の私立大学の場合、30歳で600万円から700万円、40歳で800万円から1000万円程度の大学が多いです。

国立大学の職員については、公務員試験を受ければ誰でもなれるため、この記事での説明は割愛し、主に私立大学の職員について説明しています。

大学の偏差値と職員の給料は全く関係ない

ほとんどの人は、大学の偏差値と職員の給料は比例すると考えがちです。しかし、学校の偏差値と、職員の待遇は何の関係もありません。

たとえば、早稲田、慶応、明治、駒沢の4つの大学のうち、一番給料が高いのはどの大学でしょうか?

…正解は、駒沢大学です。駒澤大学は、日本でもっとも平均年収の高い大学だと言われていて、1400万円ほどだと噂されています。

ちなみに駒沢の次に高いのは明治大学で、次が早稲田、そして一番安いのはなんと慶応です。
慶応は金持ちの集まる大学のイメージがありますが(実際にそうです)、そこで働く人の給料はそこまで高額ではないのです。

このように、大学職員の給料や待遇は、その大学がもつイメージとは大きくかけ離れています。

私立大学の4つの分類

私立大学の種類は、大別して4つに分類することができます。

・文系の学部が多い「文系私大」
・東京理科大学、工学院大学などの、理系が充実している「理系私大」
・早稲田、慶応、同志社など、大規模な「総合私大」、
・医学部のみの「医科大学」

これら4種類を、大学職員の年収、待遇が良い順番に並べ替えると、
文系私大>総合私大>>>>理系私大>>>>>>>>>>>>>>>医科大学
となります。

なぜこのような順番になるのかというと、文系私大は一番運営コストがかからないからです。
経費をかけずに大学を経営できるため、従業員の給料もそれだけ高くなります。そのような文系私大の中でも、特に駒澤大学は規模が大きく、経済的に余裕があるため、従業員の給料もかなり高いのです。

文系私大職員の好待遇は、無名で偏差値も低い、いわゆる「Fラン」と言われる大学でも同じです。経営さえうまくいっていれば、40歳で800万円から1000万円前後の年収があることも少なくありません。
一方、早慶やマーチ、関関同立などの総合私大は、大規模組織を維持するために多額のコストがかかるため、従業員の給料も比較的抑えられています。さらに、これらの総合私大は全国規模で組織を運営しているため、仕事量も多く、労働環境もハードな場合が多いです。ただ、年収が抑えられているとはいっても、40歳で一千万を超える大学がほとんどであるため、民間企業に比べるとかなり好待遇です。

そして、医学部をはじめとする理系の学部があると、研究費に莫大なコストがかかります。明治大学が早稲田大学よりも給料が多いのは、早稲田ほど理系に力を入れていないからです。そのため、理系の学問に力を入れれば入れるほど、従業員の給料も少なくなるのです。

ですから、医学部を持つ慶応大学は、この4つの中では一番年収が低いです。さらに、東京理科大などの理系中心の大学はもっと年収が低いです。そして、医学部しか持たない、医科大学に関しては一番給料が安く、労働環境も非常に劣悪です。

大学職員になるには

大学職員になるには、新卒で採用試験を受ける方法もありますし、中途採用で転職することもできます。大学職員になるにはどうすればよいのか、傾向と対策について説明します。

新卒で大学職員になるのは狭き門

新卒で大学職員になるためには、非常に厳しい採用試験を突破しなければなりません。
大学職員が楽で高収入という噂はかなり広がっており、毎年多くの学生が殺到します。
倍率は非公開のところが多いですが、知人の先輩が働いている早稲田大学の場合、
毎年200倍程度の競争率だそうです。

また、大学別の志望者が多い企業ランキングで、一位がその大学の職員だというケースも珍しくないそうです。これは、私の母校の職員の方からこっそり聞きました。ただ、この結果はあまり世間体が良くないため、公表されているランキングからは除外されているそうです。

試験の内容は、民間企業と同じく、ESの提出→筆記試験→面接という順番です。

志望校選び・ESの提出

まず、ESの段階で多くの学生がはじかれます。実は、大学職員の採用試験には、とてつもなく強い学歴フィルターがかかっています。

近年、一般企業は露骨に学歴で学生を弾くことを自重していますが、当の大学側は高学歴の人材が大好きです。実際、あまり有名でない文系私大でも、職員のほとんどが異常に高学歴なところもあります。

さらに、絶対に公になることはありませんが、どこの大学も母校出身者は明らかに優遇しています。母校の学生は単に志望者数が多いという理由もありますが、たいていの大学は、採用された人数のうち、半分程度は母校出身者であるため、優遇しているのは間違いないと思います。

中には、早稲田大学や慶応大学など、職員のほとんどが母校出身の大学もあります。現実問題として、こういった明らかに偏った採用をしている所に、他の大学出身の人が食い込んでいくのは、とても難しいでしょう。

ですから、志望する大学が見つかったら、インターネットや就職四季報などで採用者の学歴を調べたり、説明会で実際に話を聞くなどして、どのような人を採用する傾向があるのか調査するとよいでしょう。

とはいえ、マーチレベルの学生ならば、たいていの場合、学歴だけで不利になることはありません。また、それ以外の学生でも、高望みしすぎなければ希望はあると言えます。

たとえば、都市部の文系私大などは、有名私大に比べると比較的競争も低く、給料もそれなりに高いので、あまり大学の偏差値にこだわらず、穴場を見つけることが肝心です。

先述の通り、大学職員の給料と、大学の偏差値は何の関係もありません。たとえば、慶応義塾より給料が高くて仕事が楽な大学は、全国にいくらでもあります。ですから、あまり知名度や大学のブランドに固執することなく、自分が行きたいと思ったところを選ぶことが一番重要です。

筆記試験

民間企業の場合、筆記試験が簡単で、形式的に受けさせるだけの企業が多いですが、
大学職員は違います。筆記試験がとても難しく、公務員試験並みと言われています。

まず、一般企業の場合、数学と国語の2教科しかないところがほとんどですが、大学の場合は5教科+一般常識という、国家公務員並みに出題範囲が多いです。

また、早稲田大学のように、クレペリン検査などの、特殊な試験を行っているところもあります。クレペリン検査とは、細長い紙に書かれた数字をひたすら足し算し続けるという試験で、
受験者の事務処理能力を判断できるとされています。

このように、大学職員になるためには、特別な筆記試験の対策をしなければならず、毎年多くの学生が涙を呑んでいます。

面接

大学職員採用試験の最後の関門が、面接になります。
大学職員採用試験では、筆記試験の難易度も非常に高いですが、面接も極めて難易度が高いです。簡単な自己PRから始まり、日本の高等教育の将来像を問うような、即答するのが難しい質問をされることも多いです。

また、通常の企業では、テレビ局などの一部を除いて、面接は3回までであることが多いです。しかし、大学職員の場合は面接の回数も多く、5次面接、6次面接などがあるところもあります。

このように、多くの優秀な人材の中から、新卒で大学職員になれるのは、たった一握りなのです。

中途採用なら比較的入りやすいが…

新卒で大学職員になれなくても、中途採用で就職する方法もあります。
一般的な転職サイトなどに求人募集を出している大学も多く、応募するのは比較的簡単です。

また、新卒採用ほど試験も厳しくないため、どうしても大学職員をあきらめきれない人は、
まず民間企業に就職し、数年間経験を積んでから、改めて受けなおすのもよいでしょう。

中途採用の場合、学歴などはほとんど関係なく、社会人として培った実績と能力で判断されます。あなたがちゃんと真面目に業務に取り組んでいれば、何の問題もなく大学職員になることができるでしょう。

しかし、中途採用は新卒と違い、即戦力が期待されます。ですから、あなたに与えられる仕事内容はハードで、それなりに結果を出すことが求められます。ですから、毎日定時で帰れるような、楽な職場を期待すると、思い描いた理想とのギャップに苦しむことになるでしょう。

大学職員になるためには、周到な準備が必要

大学職員になるためには、過酷な採用試験を突破する必要があります。
さらに、大学職員採用試験は、一般企業よりも試験の日程が速いです。ですから、前もって周到な準備をしておくことが一番大切です。できれば、大学2年生のころから過去問を解くなど、筆記試験の対策は万全にしておくのがベストです。

過去問が手に入らない場合、大学の就職課や先輩を訪ねて、試験がどんな感じだったのか入念に質問しておきましょう。そして、よく似た内容の試験(公務員試験など)の問題集を解いて、練習を重ねれば、たいていの大学はうまくいくでしょう。

私も就活していたころ、大学職員にとてもなりたかったのですが、途中で断念しました。私の場合、就活を始めるのが遅かったので、どう考えても対策が間に合わないと感じたからです。あなたがもし、大学職員を目指したいと思うのであれば、今すぐにでも対策を始めることが重要です。

たしかに大学職員は昔に比べると、休日数が減ったり、仕事が増えたりしていますが、それでも楽な仕事だと思います。それに、民間企業と比べると給料が非常に高いので、とても恵まれた労働環境だと思います。

理系の大学、医科大学などは例外として、文系私大なら無名でもかなり好待遇なので、是非入念な準備の上でチャレンジしてみて下さいね!

作者:青梅コウ

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