雀荘店員はブラックで給料が安い?リアルな雀荘店員の現実を紹介!

雀荘店員はブラックで給料が安い?

雀荘店員になりたい・・・麻雀が好きで、どうしても雀荘で働きたい方もいると思います。
ですが、雀荘店員の仕事は、かなりきついです。さらに給料もとても安く、店長クラスでも雀の涙ほどの収入しかありません。

一言でいうと、日本に存在するほとんどの雀荘は、ブラック企業、ブラックバイトです。ですからよっぽど麻雀が好きか、麻雀に脳を侵食された廃人しか続けることは難しいです。私は雀荘店員の経験はありませんが、大学のころは雀荘に入り浸っており、店長や正社員、バイトの店員たちとも交流がありました。それに、実際雀荘のメンバーをしていた友達もいます。

ですから、雀荘店員の現実については、とても詳しいので、もしあなたが雀荘店員の仕事に興味があるのなら、是非この記事をお読みください。

それに、あなたがもし、「自分は麻雀が強いから雀荘店員になれば楽をして儲かる」というような考えを持っているのなら、雀荘店員の厳しい現実をお見せして、そんな甘い幻想を打ち砕いて差し上げたいと思います。

雀荘店員の仕事

雀荘店員の仕事は、接客業+本走です。接客業務は、初めて来たお客さんにルールを説明したり、場代清算などのレジ打ち、お客さんに飲み物やカレーを運んだり、雀卓が動かなくなった時のメンテナンス(頻繁に発生します)を行ったりします。本走とは、お客さんが4人未満しか集まらない時に店員が代わりに打つことです。

私も良く雀荘に行きますが、みんなあくせくと忙しそうに働いています。もし就職に失敗しても、絶対に雀荘店員だけにはなりたくないというのが、学生だった当時の私たちの感想でしたし、今でもその気持ちが変わることはありません。

雀荘店員の拘束時間

雀荘店員の労働時間は、基本12時間拘束です。12時間の中に休憩時間を挟む感じです。雀荘は、夜の12時まで営業ということに表向きになっていますが、実は朝の10時ぐらいまで営業しているところが多いです。ですから、バイトならシフトによりますが、正社員になったら、当然夜から朝まで毎日働かされることになります。

雀荘店員の収入

収入は、求人票などには、好待遇に記載されていることが多いです。バイトだと時給1200円以上、正社員ですと30万円以上と書かれていることもありますが、真っ赤な大嘘です。上記の本走に入る時、ゲーム代金を自腹で払わされる雀荘が多く、給料からゲーム代金が天引きされます。お店にもよりますが、一ゲームあたり500円程度です。

麻雀は一ゲーム当たり、平均で45分かかると言われていますから、一時間あたり625円を消費していることになります。もし時給1200円で働いていたとしても、ゲーム代金が差し引かれると、なんと575円しか手元にのこりません。

ですから、雀荘店員でゲーム代を取り返そうと思うと、当然麻雀に勝たなくてはなりません。しかし、麻雀は運に左右されることが多く、狙って好成績を残すのが極めて難しいゲームです。ですから、ほとんどの店員がゲーム代負けしてしまいます。長い時間勤務しているほど本走が多くなるため、正社員やベテランほどゲーム代がかさみ、給料も少なくなっていきます。

私が大学のころに通っていた雀荘でも、店員のほとんどがマイナスでした。なぜそんなことを私が知っているのかというと、一度、店に置いてあるパソコンの中に、給料を計算しているファイルが開きっぱなしになっていたことがあったのです。

ファイルをのぞき見してみると、驚いたことに、在籍していた10人以上のメンバーのうち、収支がプラスだったのは2人だけでした。しかも二人ともほとんど出勤していない店員だったので、実質全員が負け越していたことになります。

「雀荘は儲かるんだよね。店員に給料払わなくてもいいから」

これは、実際に友達がとある雀荘のオーナーから直接聞いたセリフです。

雀荘店員のリアルな月給と実態を暴露

学生時代、私が通っていた雀荘に、副店長(正社員)のFさんという人がいました。Fさんは店のレジからお金をちょくちょく抜いて、雀荘を何回も首になるなど、人間性は最低最悪の屑でしたが、麻雀の腕だけは本物でした。

例えば、彼は対局中、3人の手出し牌とツモ切り牌を全てチェックし、山に残っている牌をほぼ当てるという、とても高い技術を持っていました。(今考えるとそんな芸当が本当にできたのか甚だ疑問ですが)また、マンション麻雀にも出入りしているらしいとのうわさもありました。

そのマンションでいったいどんな麻雀が行われていたのかは知りませんが、リーチ棒の代わりに一万円札を出すというルールがあるしているらしい、ということだけは聞いたことがあります。もちろん、当時の麻雀を覚えたての私たちは、Fさんにかなうはずもなく、毎回ボコボコにやられ、全く手も足もでませんでした。

そんなとても麻雀が強いFさんが、雀荘に勤務して、一カ月にいったいいくらの収入を得ていたのかというと、たったの6万円でした。私たちが通っていた雀荘はレートが安く、勝ってもゲーム代が浮かないので、場代負けしやすいのですが、彼ほどの腕前を持ちながらも、雀荘店員で生活することは厳しいのです。
Fさんは水商売の女に養ってもらっていたそうですが、他の店員も仲間どうしてアパートを借りたりして、経済的に非常に困窮していました。あとは実家暮らしのフリーターが多かったです。

彼らが雀荘店員になったきっかけ

雀荘店員になるきっかけで一番多いのが、ぶらぶらしているフリーターが麻雀にはまってしまい、何も考えずに常連から店員になってしまったパターンです。そしてもう一つのパターンが、大学生が麻雀にはまり過ぎて、雀荘店員になるケースです。

彼らは、麻雀のし過ぎで単位を落として留年したり、就活に失敗したりして、そのまま雀荘で働いている、実に親不孝な存在です。中には司法試験に何回か失敗して、半ばあきらめムードで雀荘店員になっている人もいました。
雀荘店員になる人の特徴として、仲間内の借金があったり、学生ローンに手を出していたり、ろくな人間がいないのが特徴です。しかし、メンバー同士の仲はよく、客にもフレンドリーなことが多いので、居心地がいいのは確かです。そんな馴れ合いの環境にいるため、皆なかなか足を洗えずに、麻雀漬けの日々を送っているのです。

雀荘店員になる唯一のメリット

雀荘店員になる唯一のメリットは、麻雀が強くなることです。実際、先述のFさんは、仲間の店員から「あんまり強くない」と言われていました。Fさんクラスの実力を持った店員は沢山いましたし、もっと強い店員も多かったです。そして、マネージャーや店長クラスは本当に強いと思います。
これは私の持論ですが、麻雀は仲間内だけで打っていても絶対に強くなれません。フリー雀荘に行くか、ネット麻雀を真剣に何千回も打つか、とにかく、知らない人と沢山打たないと上達しないのです。ですから、私も仲間内だけでしか打ったことのない人(セット麻雀・家族麻雀しか経験が無い人)にはほぼ負けません。

そのフリー雀荘に、毎日強制的に何十回も打たされるのですから、雀力は大幅に向上します。しかし、腕が上がったからと言って、飯が食えるのかと言えばそうではありません。麻雀は、パチンコや競馬と比べて、勝ったお金に対する場代の比重が非常に高いです。

ですから、勝ち続けなければ、収支をプラスにすることができません。それに、勝負が決まるまで、長い時間がかかるので、生活できるほどのお金を稼ぐことは難しいのです。

雀荘店員より、もっと食えない麻雀プロ

では、麻雀道を上るところまで上り詰めて、麻雀プロになるというのはどうでしょうか?結論から言うと、麻雀プロの待遇はまだ雀荘で働いていた方がよっぽどましです。まず麻雀プロは、実は誰でもなることができます。これを読んでいるあなたも、点数計算をしっかり覚えて、どこかの団体の試験を受ければ、まずなれるでしょう。

ですが、なった後の方が大変なのが麻雀プロです。まず、所属する団体に会費を払い続けなければ、プロの認可を取り消されてしまいます。料金は団体によって異なりますが、5万円程度が相場のようです。

プロの主な収入源は、雀荘やパチンコのゲストや、テレビ対局、オンライン対戦(麻雀格闘倶楽部など)です。しかし、無名のプロの場合、出演料は雀の涙程度です。とくに男性プロの場合、よほどの実力が無い限り、これらのゲストにすら呼ばれません

麻雀プロは女子プロの方が儲かると言われており、若くてかわいい女の子はメディアにも登場する頻度が高く、収入も非常に高いことが多いです。ですが、女子プロでおそらく歴史上一番人気があった、二階堂亜樹プロですら、年収2000万に届かないレベルとの噂ですから、高収入と言ってもたかが知れているのが麻雀プロなのです。

ちなみに麻雀プロで一番高収入だったのは、小島武夫プロで、全盛期は年収3000万程度あったそうです。彼の全盛期は70年代なので、今の物価に直せば5000万円程度でしょうか?

ですが、これ以上稼ぐプロは未だ登場していないのが現実で、やはり男性プロの場合でもほとんど稼げないのが現状のようです。麻雀プロよりも、アカギの作者、福本伸行先生の方が何十倍も高収入なのは間違いないですね。

結論:麻雀で生活するのは不可能だから、真面目に働こう

麻雀だけをし続けて、人並みの生活を送るのは、不可能です。麻雀はしょせん遊びです。遊びで生活するのはとても難しいことです。ですから、ちゃんと昼間働いて、休みの日に趣味として麻雀を打つのが一番いいのです。
大学時代、私の周りにも、麻雀にはまって単位を落として留年したり、親から勘当されたりしたダメ人間が腐るようにいました。実際、私の周りで大学を留年せず、4年間で卒業できた人間は私を含めて2人しかいませんでした。
ですから、雀荘店員になれば一日中麻雀ができる、しかも勝てばお金も儲かる、などという甘い考えは捨て、真面目に働くことをおすすめします。コンビニやファミレスの店員の方が、よっぽど楽ですし、儲かります。

それに、一番良くないのが、麻雀中心の生活になり、昼夜逆転して生活リズムが崩れることです。一度リズムが崩れると、直すのは難しく、まともな職業に就くことができなくなってしまうのです。
「麻雀は人間を壊す」
昔、ある雀荘店員に言われたこの言葉を、今でも思い出します。

作者:青梅コウ

スポンサーリンク
SNSフォローボタン

フォローする

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする